冷蔵庫から変な音が!「パン」という音がするけど大丈夫?
生活をしていると色んなところから『音』が聞こえてきますよね。
静かな部屋でまったりしているのにいきなり冷蔵庫から『パン』という音が聞こえて、びっくりしたという経験はありませんか?
もしかして、ラップ音?なんて、怖くなった方もいるかもしれません。
この『パン』という冷蔵庫から聞こえる音ですが、一体何が原因なのでしょうか?
故障や不具合ということも考えられますよね。
今回は、そんな冷蔵庫から聞こえる異様な音についてまとめてみました。
Topics
庫内から聞こえる異様な音
インバーターコンプレッサーを搭載している冷蔵庫に関しては、庫内が十分に冷えていなかったり、ドアの開放時間が長かったり、又は、庫内の温度が一気に上昇した等の場合、庫内を冷やそうと必要に応じて高速運転に切り替わり、それによって運転音が高くなることがあるそうです。
また、庫内から「バン」、「バシッ」、「ビシッ」といった音は、温度の変化により、部品がきしむことで出る音のようで、異常ではありません。
実際に冷蔵庫の取扱説明書にも『冷却運転により庫内が収縮や膨張する音』や『部品の収縮や膨張による音』等との記載があります。
その他、「ブーン」というファンの運転音や、「カタカタ」といった音も異常ではありません。
製氷室又は、給水タンクから聞こえる音
「ウィーン」、「ゴトゴト」、「ゴホゴホ」といった音は、給水タンクに水が入っていなくてもおよそ2時間毎に音がし、基本的には、自動製氷機の離氷又は、給水するときの音です。
こちらも異常ではない音になります。
冷凍庫ドアを開けた時の音
「ジュッ」というような音は、霜取りの時にヒーターより水が蒸発するときの音です。
また、「コツン」や「ゴトン」といった音は、引き出しレールから出る動作音です。
背面上部からの音
「コトコト」や「カチッ」というような音は、圧縮機や電気部品が作動するときの音になります。
更に「ブーン」や「キーン」というのは、圧縮機の運転音で、音が高かったり、低かったりするのは、温度変化に合わせ、回転速度を変動させているからです。
背面からの音
「ボコボコ」、「シュシュ」、「カチカチ」、「コツコツ」、「シュコシュコ」等と冷媒(ガス)が流れるときに音が発生します。
野菜室ドアを開けた時の音
「シャー」や「ジィー」などイオンが発生する時に音が出ることがあります。
また、「コツン」や「ゴトン」と引き出しレールから発生する動作音もあります。
アラーム音
半ドアのままになっているとアラーム音が鳴ります。
一度、全てのドアをしっかりと締めてみましょう。
なお、それでもアラーム音が鳴りやまないときは、購入された販売店に連絡してみましょう。
アラーム音は、電源を切って3分後には鳴りやみます。
冷蔵庫の異音はどうする?
冷蔵庫は、消耗品です。
長く使っていれば、いつかは不具合や故障が出てくるでしょう。
明らかに冷蔵庫が故障していると分かったらどうしたらいいでしょうか?
自分で修理をするという場合は、冷蔵庫のメーカー等に問い合わせ、新しい部品や説明書を送ってもらうといいかもしれません。
しかし、そういうのは面倒だという方は、電気屋さんに修理を依頼するのが無難と言えます。
色々と点検をしてもらい、何が原因なのか等も説明してくれるので、機械音痴でも原因が理解しやすく、解決法も提案してくれることでしょう。
冷蔵庫の寿命
ちなみに冷蔵庫の寿命として判断する症状は、「庫内の冷えが弱い」、「一部が冷えない」、「騒音がする」、「水漏れ」等と言われています。
これらの症状が出始めたら、ある意味「寿命」と考えたほうがいいそうです。
もちろん、お近くの電気屋さんに一度見てもらい、買い替え時期なのかアドバイスを貰うのはいいのですが、一度修理を依頼してしまうと出張費がかかってしまいます。
明らかに寿命かもしれないと感じる点があれば、依頼する前に修理にかかる料金などの話も含め、電話でご相談されるのがいいかもしれません。
まとめ
生活をしていると意外にも多くの音を耳にしていることになります。
冷蔵庫から発生する音は、音によって原因は様々ですが、「パン」等といった音は、一瞬、ラップ音のように感じ、驚くこともありますが、温度の変化によって発生する音で、異常はないようです。
なお、上記でご紹介した以外の音で、気になることがあれば、できるだけ早めに対処しましょう。
自分で修理は難しいと判断した場合は、お近くの電気屋さん等に問い合わせ、修理を依頼し、必要に応じた処置を取るといいでしょう。
なお、既に買い替え時期かなと思うようれあれば、電気屋さんに電話で症状や修理する場合の料金発生などについても聞いてみるといいでしょう。