めまい、ふらつきや頭痛でつらい!原因と対処法を紹介!
普段の生活の中で、『ふらつき』や『めまい』又は、『頭痛』を感じることは、誰にでもあることです。
しかしながら、これらの症状が継続的に起こり、生活にまで支障が出るようになってしまうと大変です。
原因と対処法を知っておくことで、早めの治療や方法を取り入れることができ、改善を目指すことが出来ます。
今回は、『めまい』、『ふらつき』、更に『頭痛』の原因とその対処法について解説します。
Topics
『ふらつき』とは?
車酔いや体調不良で、足元が一瞬ふらつくようなことがあります。
このように『ふらつき』とは、平衡感覚を失い、足取りがおぼつかなくなる状態のことをいいます。
一瞬ふらつくようなことは日常でもありうることですが、頻繁に起こるようだと、隠れている病気があるかもしれません。
『めまい』とは?
耳の内耳に位置する前庭という部分があるのですが、その前庭が体のバランスを取る働きをしてくれているので、私たちは安定した足取りで生活を送ることが出来ています。
しかし、内耳、前庭神経、又は、脳幹や小脳等に異常がある場合、ふらついてバランスを保つことが出来なくなってしまいます。
これを「前庭性めまい」と呼び、その他、頸椎、循環器系での異常による「非前庭性めまい」が起こることがあります。
原因と種類
めまいの主な原因は、ストレスや疲労、更には自律神経の乱れだといわれていています。また、耳の不調が原因で起こる疾患と原因が脳にある場合の疾患で症状も異なります。
それでは、以下の5つの種類について詳しく見ていきましょう。
回転性めまい
動揺性めまい
眼前暗黒感
心因性めまい
片頭痛関連性めまい
回転性めまい
自分自身や周囲、又は、その両方が動いているか、グルグル回っているようにみえます。
原因として、内耳、又は、他の病気によりバランス感覚に関係する脳の領域が影響を受けて起こるようです。
動揺性めまい
身体や頭がグラグラと揺れている感管区があり、実際に歩くときにふらつきを起こします。
また、これらの症状は、小脳に何かのトラブルがある、自律神経の異常、薬物による副作用又は精神的なストレス等が原因といわれています。
眼前暗黒感
いわゆる『立ちくらみ』といわれるふらつきで、目の前が急に暗くなります。失神の前兆ともいわれ、失神すると短時間、意識を失うこともあるようです。
原因は、血圧低下、出血、薬物の副作用等、脳の血流が悪くなると起こりやすくなるようです。
心因性めまい
精神的なストレスや不安によって平衡感覚が敏感になり、いつも感じないようなふらつきを感じるようになります。
回転性めまいや動揺性めまいの症状に加え、睡眠不足、頭痛、肩こり、倦怠感等の症状も見られることがあります。
また、うつ病、不安障害、更には更年期障害が原因で心因性めまいを発症することもあるようです。
片頭痛関連性めまい
片側の頭痛で、ずきんずきんと頭の痛みが4~72時間頭痛が持続したり、日常生活に支障が出るくらいの頭痛が見られる場合、片頭痛関連性めまいの症状に似ているといわれています。
原因ははっきりわかっていませんが、めまい患者の約40%が片頭痛もちだといわれているとのことです。
頭痛に関係している『めまい』や『ふらつき』
頭痛を伴うめまいやふらつきがあることもあります。
緊張型頭痛(肩凝り)
慢性的な頭痛の中で最も多く診断される『緊張型頭痛』は、ふわふわしためまいを伴うことがあるようです。
別名「肩凝り」でも知られる緊張型頭痛は、首まわり、肩、頭の緊張、又は背中の筋肉が緊張することで頭痛が引き起こされます。
肩の緊張がとても強く、左右一方がより緊張してしまうとめまいが起こることがあるようです。
頭全体、後頭部、または首筋が締め付けられるような痛みがだらだら続くのが特徴です。
長時間にわたり、無理な姿勢やパソコン作業をしていたり、精神的ストレスが原因と言われています。
シャワーやストレッチをして体を温め症状を軽減させることが多いです。
片頭痛
片頭痛の症状は、脈を打つような痛みが4~72時間続き、それに加えて吐き気や普段より光を眩しく感じたり、音や臭いにも敏感になるという方もいるようです。
片側の頭痛が起きることの多い片頭痛ですが、両側に頭痛を感じる方もいます。
特に女性に起きやすい病名で、頭痛の前兆としてカメラのフラッシュのような光がチカチカ見えたり、視野がかけてみえることもあるそうです。
また、定期的にめまいを発症することがあります。
片頭痛とめまいは同じところに原因があると考えられているものの、未だ明確な原因は不明のままです。
ただ、頭痛とめまいが同時に感じるとは限らず、1年に1回程度、ぐるぐると回るように感じるめまいと頭痛を感じる、または、1~24時間程、ふわふわするめまいが続くことがあるようです。
対処法
突然、壁や天井がグルグルと回ったように見え、めまいが起こったら、パニックにならず、まずは、身体を動かさず安静にします。
なお、身体を休めてもめまいが続くようであれば、病院へ行き専門医に診てもらいましょう。
また、目が回るようなめまいに加え、吐き気や嘔吐、耳が聞こえにくいといった症状がある場合は、耳鼻科へ行き、めまいが一過性であり、しびれ等もある場合は、脳神経内科での受診が適しています。近くに脳神経内科がない場合は、内科で受診しましょう。ただし緊急を要するときはこの限りではありません。
貧血が原因でめまいを感じるときは、鉄分の多い食材を積極的に摂取することで改善されるでしょう。