チーズの栄養と効果は?食べ過ぎはよくない?
『チーズ』といえば、ピザやパスタなどのイタリアンからハンバーガー等、比較的カロリーの高そうなとろけるチーズを想像する人もいれば、お手軽価格のプロセスチーズを思い浮かべる人もいるでしょう。
どんなチーズであっても、共通して言えるのは、一口食べると、ついつい食べ過ぎてしまうという点です。
ちょっとした空腹感を満たしてくれるという点でも『チーズ』は優秀ですよね。
また、今では、1歳から食べられるチーズも販売されているので、小さい頃からチーズを食べるという習慣は増えつつあるようです。
そんな『チーズ』ですが、栄養と効果というのはどのようなものなのでしょうか?
今回は、チーズの栄養と効果に加え、ついつい食べ過ぎてしまうという人のために『食べ過ぎ』は良いのか悪いのかを調査しました。
チーズの種類と栄養素・効果
『チーズ』と一言でいってもプロセスチーズにカマンベールチーズ、更にはカッテージチーズ等、様々な種類がありますよね。
やはり一番お手軽で身近なチーズといえばプロセスチーズでしょうか。
そして、多くの人を虜にするカマンベールチーズも美味しいですよね。
チーズの種類によって栄養素は変わってきますので、下記にチーズの栄養素の特徴についてご説明しますね。
ちなみに日本では、『ナチュラルチーズ』と『プロセスチーズ』に分類され、原材料が「乳」で製品化されているものを『ナチュラルチーズ』、そしてナチュラルチーズを加熱溶融して生成されるのを『プロセスチーズ』と呼ばれています。
プロセスチーズ
昔から馴染み深い『プロセスチーズ』の原料は1種類または、数種類の「ナチュラルチーズ」です。
これらを細かく刻んでから加熱溶解し、乳化剤などを加えて再成形したものを『プロセスチーズ』といい、「スライスチーズ」や「6Pチーズ」等に加工されます。
人工的に加工されているため、保存に優れ、値段も安く売られています。
また、香辛料を加えてあったりと用途に合わせて好みの種類を選べるのが特徴です。
プロ
セスチーズは、良質はたんぱく質、レチノール、そしてβ-カロテン等の優れた栄養素が含まれた食品です。
レチノールは成長を促進させたり、美容の健康、夜盲症(やもうしょう)を改善し目を正常に保ち、喉や鼻等の粘膜に作用し体を細菌から守る等多くの働きをしてくれます。
また、β-カロテンには強い抗酸化作用があるので、ダメージを受けた細胞を修復したり動脈硬化、ガン等の予防に効果的とされています。
カッテージチーズ
聞いたことはあるけど食べたことがない、または「カッテージチーズ」という言葉すら聞いたことがないという人も少なくないと思います。
カッテージチーズとは『オランダ原産の軟質なフレッシュチーズ』です。
非熟成チーズとしてよく知られているカッテージチーズは、脱脂乳などから作られています。
水分を約80%含み色は淡白で、少し酸味のある爽やかな風味のチーズです。
食べ方は、そのままサラダとして食べる他、ドレッシング、サンドイッチ、または洋菓子に用いられます。
筆者も時々食べるのですが、個人的には、甘めのフルーツと一緒に食べてるのが好きです。
カッテージチーズは、プロセスチーズやカマンベールチーズと比べるとカロリーが約3分の1程度でありながら、塩分と脂肪分も少ないのでダイエットに最適なチーズとして注目を浴びています。
また、低カロリーなのに高タンパク質なので、カロリーを抑えながらも、しっかりとタンパク質を取りたいという方にもオススメです。
ただ、プロセスチーズに比べると値段が高いのが特徴です。
カマンベールチーズ
表皮は白カビに覆われ、中身は柔らかい丸型のチーズです。
熟成の進んだものほどトロリとしていて、上品で濃厚な味わいです。
また、クリーミーで上品な味なので、比較的、誰にでも食べやすく人気の高いチーズのひとつでもあります。
カマンベールはたんぱく質やカルシウム等の重要な栄養素を多く含んでいるので、健康や美容効果が期待できるのですが、脂質も多く含んでいるので高カロリーの食品です。
また、ビタミンB2が豊富であり、カッテージチーズの3倍含んでいるのが特徴です。
ビタミンB2といえば、摂取をすればするほど体内の脂肪が燃えやすくなるのでダイエットにはもってこいのビタミンなんですよ。
更にセレンという栄養素も多く含んでいて、強力な抗酸化作用の効果が期待できます。
抗酸化作用というのは、老化防止やガンの予防等に効果があると言われています。
その他、血流の改善効果が期待されるため、脳血栓や心筋梗塞の予防や老化防止、美肌などのアンチエイジングにも良いとされています。
このように豊富な栄養成分を持つ『カマンベール』ですが、高脂質な上に高カロリーな食品なので、過剰摂取には十分気をつけたほうがよさそうです。
チーズを食べ過ぎると?
ついつい食べ過ぎてしまうチーズですが、もし食べ過ぎてしまったらどうなるのでしょうか?
下記にチーズを食べ過ぎた時に起こり得る症状をご紹介します。
頭痛・吐き気
体臭が強くなる
下痢
栄養豊富なチーズですが、1回で食べる量は気をつけなければいけません。
例えば、6Pタイプのプロセスチーズであれば、1ピース(20g)で約60Kcalです。
1日のおやつ・嗜好品のカロリー目安が200Kcalとしたら、プロセスチーズは60g弱に相当し、3ピースが適量と言えます。
くれぐれも食べすぎには注意してくださいね!