豆腐の賞味期限が2日、3日過ぎていても食べれる?
「冷蔵庫の奥から、賞味期限が切れた豆腐が出てきた!」なんていうことは、誰にでも経験のあるよくあることだと思いますが、皆さんは、この賞味期限が切れた豆腐をどうされていますか?
賞味期限が、2日、3日過ぎたくらいなら、食べる!という人もいれば、生ものだけに賞味期限が切れた時点で捨てるという人もいるかもしれませんね。
とはいえ、まだ食べられるのであれば、捨てるのはもったいないし、また、食中毒などのリスクがあるのを知りながら、食するのも勇気のいることです。
今回は、賞味期限が、2日、3日過ぎた「豆腐」について調べてみました!
賞味期限と消費期限
基本的に、食料品には『賞味期限』が記載されています。
これは、定められた方法で商品を保存していれば、期待されるすべての品質を十分に保たれていることを認められる期限のことを言います。
つまり、『賞味期限』というのは、美味しく食べられる期限ということになります。
例えば、賞味期限が、11月1日であれば、この日以降も食べれますが、期待される品質が下がります。
美味しく食べるには、11月1日までに消費しましょう。
また、消費期限というのは、品質が劣化しやすいため、早めに消費すべき食品に対し、定められた方法に従って保存した場合に腐敗、変敗等を含む衛生上の危険性がないと認められる期限のことを言います。
つまり、この期限を過ぎると腐敗などの可能性が高まり、食べないほうがいいとされています。
『消費期限』というのは、安全に食べられる期限となりますね。
生鮮品以外の食品であれば、記載されている賞味期限の3倍は食べれるといいますが、豆腐は、生鮮品ですので、賞味期限切れの場合は、注意が必要です。
豆腐の賞味期限と消費期限
本来、豆腐というものは、生鮮食品ということもあり、期日を過ぎたら食べられないものとされています。
つまり、記載されている「賞味期限」というのは、「消費期限」ということになります。
とはいえ、最近では、食品添加物等によって、長持ちするように作られています。
市販されている豆腐であれば、賞味期限が2日、3日過ぎていても食べれることもありますが、においや色などの中身を確認し、食べれるか判断する必要があります。
賞味期限切れの確認
豆腐が腐ると表面がヌルヌルと糸を引くようになり、悪臭がします。
腐り始めは分かりにくいといいますが、実際、腐り始めると水の色は黄色くなっていき、色も濁ってきます。
賞味期限内であっても、開封してしまえば、賞味期限は短くなります。
少しでも豆腐に滑りや臭いがあった時点で、捨てるようにしましょう。
市販と手作り豆腐の違い
一般的には、消費期限が過ぎていないことを大前提として、市販の豆腐は、未開封で、およそ7日~10日間ほど保存ができます。
また、開封後は、水を毎日替えて、冷蔵庫に入れておくことで3日程は、もつといいます。
一方、手作り豆腐は、小まめに水を替えて2日、3日はもちますが、当日に食べきるのが一番です。
賞味期限が切れた豆腐を食べる方法
もちろん賞味期限を切れた豆腐を食べることはお勧めしません。
むしろ、捨ててしまった方が無難です。
しかし、今では添加物により、賞味期限が切れた豆腐でも食べれることはあります。
とはいえ、生で食べるのは控えたほうがいいでしょう。
まだ食べれると確信があれば、『加熱』をして『自己責任』で頂きましょう。
方法としては、豆腐が沈むだけの水を鍋に入れて、10分程度火にかけます。中まで加熱されたら鍋から取り出します。
これからの季節、冷たい冷ややっこで食べたいということであれば、加熱後に冷蔵庫などで冷やしてから食べるといいでしょう。
なお、既に腐ってしまった豆腐は加熱しても食べれません。
既に腐敗された食材には殺菌が繁殖し、加熱によって細菌は死滅しますが、「毒素」はなくなりません。
食中毒などは、この「毒素」が原因ともいわれているので、できるだけ、賞味期限、消費期限内を守り、安全で安心な食生活を送りましょう。
まとめ
豆腐は、生鮮食品ということもありますので、「賞味期限」=「消費期限」ということを知っておきましょう。
基本的には、生鮮食品は、賞味期限が切れた時点で食べません。
しかし、今では、長持ちさせるよう作られていますので、豆腐の形状や色、又は臭いに違和感がなければ、食することもできます。とはいえ、「生」で食べるのは心配です。必ず、加熱をしてから「自己責任」でいただきましょう。
また、既に腐敗された食材に関しては、「加熱」をしても絶対に食べないようにしましょう!
細菌が死滅されても「毒素」は残っています。また、これらの毒素によって食中毒を招く恐れがあります。
安心、安全に食材を口にするには、やはり正しい保存方法で、食味期限内に頂くことがベストです。